ベルギーへの海外移住 ~ブリュッセルの文化と食文化について~

食文化

華やかな中世ヨーロッパが色濃く残り、観光やグルメでも世界的に人気のベルギーへの海外移住を考えてみたことはありますか?

ベルギーには公用語としての「ベルギー語」というのは無く、フランス語、オランダ語、ドイツ語の3つの言語が話される何とも珍しい国です。

使う言葉は違っても、ベルギー人が大切にしているものがあります。

それは「挨拶」です。

挨拶はコミュニケーションの基本ですが、ベルギーでは外国人旅行者であってもマナーとして挨拶が求められ、お土産店やレストランに入った時、駅で切符を買う時など、どんな時でも「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」と声に出して挨拶をすると、ほとんどのベルギー人は優しく、そして気持ちよく挨拶を返してくれますよ!

今回は、そんなベルギーの文化と食文化について紹介します。

 

 

ベルギー・ブリュッセルの文化について

西ヨーロッパにある小国・ベルギーは、正式名称を「ベルギー王国」と言い、NATO(北大西洋条約機構)の本部やEU(欧州連合)の本部をはじめ主要機関の多くが置かれているブリュッセルを首都とする連邦・立憲君主制国家です。

気候は温帯に属し、日本と同じように四季の区別もありますが、内陸になるほど大陸性気候の特徴が顕著で、夏は暑く冬は寒くなります。

言語による民族間の対立や闘争が繰り返された歴史を持つベルギーでは「ベルギー語」というのは無く、オランダ語を公用語とする北部とフランス語を公用語にする南部、そしてドイツ語を公用語とするドイツ語共同体の3つに分かれていて、ブリュッセルではオランダ語を話す人が大半でしたが、近年ではフランス語を話す人が圧倒的に多くなっています。

ベルギーがオランダから独立する際に永世中立国の宣言をさせられた歴史があるからか、ベルギー人は一般的に争いを好まず、柔軟性があって大らかな性格の人が多い国民性だと言われます。

そのような国民性からか、時間を気にせずのんびり・ゆったりとしていている人も多いため、日本人にはある意味時間にルーズだと感じることもあるかもしれません。

さらに、自分中心で「自分は自分、人は人」と割り切って考えて、他人のことは気にしないという点もあげられますが、かと言ってベルギー人が共通してそうかというとそうではなく、言語や考え方、歴史の違いなどから、地域によって多少異なり、国民性としてひとくくりにできないところがあります。

一般的に北部は「勤勉で堅物」、南部は「陽気でいいかげん」とされ、正反対の性格から北部の人と南部の人は仲があまり良くないところもありますが、もともと争いを好まない性格もあって地理的に中間に位置するブリュッセルでは、両者がうまく融合しあっていると言えるかもしれません。

 

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そんなブリュッセルは、パリの街並みによく似たゴシック建築が立ち並ぶ美しい都市です。

ベルギーで一番の観光名所とされ、1998年にユネスコ世界遺産に登録もされた、中世の建物に囲まれた石畳の広場「グラン・プラス」があります。

この広場では、2年に一度8月に行われる「フラワー・カーペット」をはじめ、季節ごとに様々なイベントが催され、外国人観光客を含めた、常に多くの人たちで賑わっていますが、この広場の近くに日本でも有名になった「小便小僧」の像があります。

ベルギーのスポーツを見ていくと、人気なのは国民的スポーツとも言えるサッカーですが、自転車競技も大変人気もあり、「国技」とも言えるほど盛んです。

そして最後に、「ベルギー文化の不可欠な物」としてあげられるのが「漫画」です

「スマーフ」や「ラッキー・リューク」などの漫画を生み出したベルギーは、世界屈指の漫画大国としても知られており、20世紀にヨーロッパ・コミックというジャンルが作られる過程で重要な役割を果たし、漫画は一つの芸術文化として位置づけられています。

 

 

ベルギー・ブリュッセルの食文化について

世界有数の「美食の都」として知られるブリュッセルには有名なレストランも多く、スーパーにも豊富で新鮮な食材がそろっています。

また、ベルギーチョコレートの中心でもあり、日本でもお馴染みの「GODIVA/ゴディバ」「GALLER/ガレ」「MARY/マリー」「NEUHAUS/ノイハウス」など王室御用達の有名ショップの本店をはじめ、数多くのチョコレートショップが軒を連ねています

そして、日本でもよく知られているベルギーワッフルですが、実はベルギーには、四角形で上にソースやアイスクリームを乗せた大きく軟らかい「ブリュッセル・ワッフル」と、円形で生地の中に粒状のパールシュガーを混ぜて焼き、シャリっとした食感を楽しむ、南部の都市・リエージュの名前を付けた「リエージュ・ワッフル」の2種類があることは、あまり知られていません。

ベルギーの食文化は、フランスの料理を基礎として、近隣諸国の料理の影響を受けながら独自の食文化を作り上げてきましたが、北部と南部では食文化も異なります。

一般的に、ベルギー料理はマッシュポテトやフライドポテト(フリッツ)を主食とし、「ドイツ料理のように量が多いだけでなく、フランス料理のように質が高い」と言われ、北海に面した北部では新鮮なシーフード料理が、狩猟が中心となった内陸の南部ではジビエ料理が楽しめます。

代表的なベルギー料理として、若鶏を使ったヘント地方の物が有名な、肉や白身魚をバターで炒めたセロリや玉ねぎ、ポロネギ、人参などの野菜とクリームソースで煮込んだ料理の「ワーテルゾーイ」や、牛バラ肉などの角切りと玉ねぎを炒め、マスタード、ジャムなどを入れて黒ビールで煮込んだ甘辛い味が特徴の「カルボナード」、地域や各家庭で調理法が変わる「ムール貝のワイン蒸し」、ベーコンを巻いたチコリーという野菜にホワイトソースとチーズをかけて作る「チコリーのグラタン」などがあります。

さらに、ベルギーで外せないのが「ベルギービール」ですが、一人当たり年間平均して84ℓものビールを飲むベルギーはビール大国で、1000種類を超える様々なオリジナル・ビールがあり、ベルギー人は「ベルギービールが世界で最高のビールだ」と誇りを持っているそうです。

 

 

日本人が多いベルギー

バブル崩壊後、ベルギーに進出していた日本の銀行の多くは撤退しましたが、外国企業に対する優遇税制措置があり、EU本部の所在地でヨーロッパ主要国に近く、物流拠点としての立地の良さや技術力が高い企業が多くあることから日本の大手自動車メーカーが欧州統括本社などを置いていて、外務省の2018年度データでは、在留邦人の数が5,896人とヨーロッパでも上位に位置しています。

2019年10月22日に行われた天皇陛下の即位の礼にもベルギーのフィリップ国王と王妃が参列されており、日本の皇室とも親しい関係にある ベルギー。

地域によって多少の国民性の違いはあるものの、一般的にゆったりとして時間を気にしないベルギーの国民性には、日本人が馴染むまで時間はかかると思いますが、日本に対しての印象も良く、食事も楽しめるベルギーへの海外移住は、充分に検討に値すると思いますよ!

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