海外で仕事が出来たら、海外で暮らせたらどんなに楽しいだろうと思ったことはありませんか?
若い人なら海外で起業したり、仕事をするなら海外でと考えても不思議ではありませんし、定年を控えた中高年の方、いわゆるシニア世代の方なら貨幣価値が異なる外国で、日本ではできそうにないゆとりあるセカンドライフを過ごしたい、老後はゆっくり暮らしたいと思うのは至極当然のことです。
コロナ禍の今は無理ですが、それ以前からグローバル社会となった現代では海外移住が当たり前となり、漠然とでも真剣にでも、誰もが海外移住を考えることが珍しいことではなくなりました。
そんなときふと頭をよぎるのは、海外移住もいいことばかりじゃないだろう…ネットでは成功事例や移住してよかったという記事が多いのですが、きっと失敗やデメリットも多いはず!
そうなんです。
何事もそうですが、誰もがうまくいくとは限らないのが現実なんです!
夢の海外移住を実現しても、実際に生活してみるとデメリットばかりが目についたり、それによるストレスを強く感じて、日本で描いた移住生活とは程遠いという人も少なくありません。
そうならないために今回は、海外移住でデメリットを感じないために必要な注意点について見ていくことにします。
目次
海外移住先の言葉ができないことから生じるデメリット
海外移住をするなら「英語」か「移住先の国の言語」が話せるのは必須だと言われます。
移住先が英語圏の国々だったり、仕事をするだけであれば英語だけが話せれば問題はないでしょうが、現地で生活するとなればそう簡単ではありません。
やはり、日常生活を送る上でも周りとコミュニケーションを取るためにも、その国の言葉(現地語)は話せた方がよく、渡航を計画する国の言葉は、英語と共に早くから覚え始めることをおススメします。
海外移住はしたけれど、言葉が出来ずに日本で生活しているときより苦労したという話はよく耳にします。
起業や仕事をするために移住するというのなら、英語はもちろん、移住先の国の言葉ができないと話になりません!
しかし、シニア層に多くある「現地でゆっくり老後を過ごすため」というように、生活をするというだけの目的の人には、言葉は何とかなると考えて、重要な問題だとは考えない傾向があります。
日本語が全く話せない外国人が日本で生活するとなったときに、現地人(日本人)のあなたがその外国人にどういう対応をし、その外国人がどういう状態になるか?
その外国人を「移住先での自分」に置き換えてみるとわかりやすいかもしれません。
その外国人が片言でも日本語を話してくれたら、英語が話せない日本人のあなたでも何とかコミュニケーションが取れますし、外国人が何を求めているのかも判断がつきやすくなります。
加えて、片言でも日本語を話す外国人であれば、接しているあなたも親しみを感じることでしょう。
反対に全く日本語ができない外国人となったら、あなたはどうしますか?
あなたが世話好きの人なら、何とかしてあげようとするかもしれませんが、日本人同士でも無関心や余計なお世話はしない方が得策だと考える現代では、そうそう親切にしてもらえるとは考えにくいと思われますよね。
外国でもそれは同じです。
もし、移住先でコミュニケーションが取れない日々が続くとなれば、次第に周りから孤立し、孤独感を感じることも多くなるということになります。
移住先の生活圏に在留邦人が多くいたり、知り合いなどがいて生活を始めても直ぐに言葉が通じなくても不便を感じたり、孤独感を味わったりしないというならば、移住して少しずつ覚えていくのも良いでしょう。
しかし、そうでないのなら、言葉の問題は重要なことだと認識し、英語だけできれば大丈夫だと考えるのではなく、移住先で全ての現地人が英語を話せるわけではないと考えて、単語だけでもよいので現地の言葉を覚え、片言でも自分の意思が伝えられるくらいにはなっておきましょう。
言葉の問題は重要なことだと認識し、少しでも英語が話せれば大丈夫とは考えず、移住先の国の言葉を片言でも話せるようになり、自分の意思が伝えられるようになっておきましょう!
海外移住先での生活インフラが日本とは違うというデメリット
外国の場合、先進国であっても交通機関が時間通りに運行しないことはよくありますし、ましてや後進国であればそれが当たり前だったりします。
道路の渋滞にしても日本の比ではないことも多くあるので、交通インフラは日本より不便を感じることは覚悟しておく方がよいでしょう。
また、外出先では日本のように公衆トイレが数多くは無いという国もありますし、日本で生活していたときのように、すぐにコンビニで済ますということもかなわないことが多くあります。
かつては、中国といえば安くて生活できる国でしたが、今では北京、上海をはじめとする都市部では、東京よりも生活費が高くつき、PM2.5による大気汚染がひどくて想像以上に住環境が悪いということさえあります。
たとえ、日本に比べて贅沢なマンションやコンドミニアムに安く住めたとしても、壁が薄くて周りの騒音が気になったり、水漏れや給排水設備の不良などによる故障や、キッチンなどの設備が日本に比べて不十分だったりというケースも多々あります。
さらに、設備の不良があったとしても修理やメンテナンスが日本のように迅速に対応してもらえなかったり、きちんと修理されるのが当たり前だとは考えない方が無難です。
このように交通や住居をはじめ生活インフラ全般で、不便や海外移住をしたことによるデメリットを感じる人も多くいるのが現実ですし、日本とは違うんだということをまず理解したうえで移住すべきです。
特に住居については、生活をするための拠点となるところですから、転居する前にしっかり現地の物件を確認しておくことをおススメします!
交通や住居をはじめ全ての生活インフラが日本とは違うという認識をもって移住しましょう!
海外移住先での食事に感じるデメリット
食事の面におけるデメリットも、海外移住をした人がよく感じるデメリットのひとつです。
一番多いのが、現地の人が食べるローカルな食事が口に合わないというものですが、料理法や味付けなどを含めて食事が合わないというのは、かなりつらい思いをするようです。
今や日本食レストランは、どこの国に行ってもありますが、高い割には美味しくないというようなことも少なくなく、現地の店で外食するとお腹を壊すことが多いということも良く耳にします。
現地の水や食材がお腹に合わないということもあるでしょうが、衛生面でも日本に比べてインフラは劣って見えるという国も多くあり、先進国であっても生活する地域やとしによっては例外ではありません。
特に、きれい好きの人や自分は潔癖症だと思う人には、食事に加えて移住先の外国人の衛生観念に対しても不快に感じることが多くあるかもしれません。
また、自炊をするにしても現地の食材や調味料に慣れておかないと、日本製品ばかりを使うとなればコストは日本にいるときよりも高くついて、家計を圧迫することになってしまいますのでご注意を!
このように、人間にとって大切な三度三度の食事の面がデメリットとなれば、健康も損ないかねないことになります。
食事面をデメリットにしないためにも、事前に移住しようと思う国を何度も訪れて、最初は観光で行くようなレストランや高級な地元のレストランから始めて、現地の人が行くようなローカルな食堂やスーパーマーケットなどに行って、現地の料理や食材、調味料などが自分に合うかどうかをチェックしておきましょう。
移住しようと思う国を事前に何度も訪れて、現地の人が行くようなローカルな食堂やスーパーマーケットなどに行き、現地の料理や食材、調味料などが自分に合うかどうかをチェックしておきましょう!
いかがでしたか?
こうして見てみると、いずれも当たり前のような気がしますが、海外移住という夢や希望が大きい人ほど意外と簡単に考えてしまうことばかりともいえます。
まずは衣食住全般で、日本での普段の生活が移住先でも当たり前にできると考えないことが基本です!
つづきはこちら!⇒【中高年の海外移住のデメリットや失敗しないための注意点・その2】
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