シニアの海外移住先 ~デンマークの文化と食文化について~

食文化

シニアの海外移住先として「デンマーク」と言われたら、どれくらいの日本人が詳しい情報をもっているでしょうか?

福祉国家であることやアンデルセン童話が生まれた国、コペンハーゲンにある人魚姫の像など…のイメージしか湧かないという人も多いかもしれません。

今回はそんなデンマークの文化や食文化についての概要を紹介します。

 

 

デンマークの文化について

デンマークは、バルト海と北海に挟まれたユトランド半島と周辺の大小400以上の島々からなる立憲君主制国家で、面積は九州とほぼ同じですが、税金がとても高いことでも有名な国です。

豊かな自然にあふれ、年間を通して雨量は少なく、緯度が高い割には沿岸を流れるメキシコ湾流により四季が比較的はっきりしていて穏やかな気候で、人口の約87%は首都であるコペンハーゲンをはじめとする都市部に住んでいます

日本では、消費税を2%上げるだけで大騒ぎをして、増税の度に多くの人たちが不満を口に人たちしますが、デンマークの人たちは、税金が高い割に多くの国民が不満を口にせず、幸せだと感じている国なんです!

それは、税金の多くは国民の福祉に充てられ、教育費が大学まで無料であったり、医療費が無料(住民登録をした外国人も含む)であるなど貧富の差が小さく、国民が平等に生活できていると実感していることにあるようです。

公用語はデンマーク語で、自治権をもつフェロー諸島ではフェロー語、グリーンランドではグリーンランド語が使われていますが、多くの人が流暢な英語を話せます

EU加盟国のひとつではありますが、ユーロ(€)は導入しておらず、現在でも自国通貨であるデンマーク・クローネを使用しているものの、国内ではキャッシュレス化進んでいて2030年には造幣を止め、全てキャッシュレス決済に移行する方針を決定しています。

国民の75%はキリスト教・ルテール派の「デンマーク国教会」を信仰しており、その他はカトリックやプロテスタントなどのキリスト教徒が多くいますが、最近ではイスラム教徒が4~5%に増えていて、第二の信者数を持つ宗教となっているようです。

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そして、日本で一番馴染みがあるデンマークの文化と言えば、誰もが子供のころに一度は読み聞かされた「みにくいアヒルの子」や「人魚姫」「マッチ売りの少女」などのアンデルセン童話ではないでしょうか?

これらの童話を作ったのがデンマークの童話作家であるハンス・クリステャン・アンデルセンです。

しかし、それ以上に首都コペンハーゲンの洗練されたデザインの街並みが表しているように、1900年代初頭から建築や家具・インテリアなどの分野で多くの有名デザイナーを輩出しているのがデンマークなんです!

世界的に有名なアルネ・ヤコブセンをはじめ、オーストラリアのシドニーのシンボルであるオペラハウスを設計したデンマーク人ヨーン・ウツソン等々、現在でもデザインの分野では世界から注目されており、デンマークの代表的な文化だと言えます。

さらに、北海油田の一部があることにより石油自給率は100%、天然ガスや鉱物資源も豊富なデンマークですが、国を挙げて環境問題に取り組んでいて「デンマークでは自転車を持たない人がほとんどいない」と言われるほど自転車の需要が高く、国道である「自転車専用道路」が3000kmも整備されていて、世界的を代表する環境国家だと言って良いでしょう。

 

 

デンマークの食文化について

デンマークの食文化は、古くから受け継がれた農民料理の伝統に根ざしていて、じゃがいも、肉、乳製品が欠かせない食材でしたが、19世紀に入って、産業革命に伴い物流が盛んになったことから、パンや魚介類を多く食べられるようになりました。

主食もじゃがいもからパンへと移って行き、デンマークの国民食とも言え、デンマークを代表する定番料理であるのが「スモーブロー」で、薄くスライスしたライ麦パンに麦バターを塗って、その上にチーズやゆで卵、スモークサーモン、酢漬けのニシン、エビ、などの様々な食材を乗せ、レモンや香草ディルを添えてナイフとフォークで食べるオープンサンドイッチです。

また、家庭料理の定番と言えるのが、豚のひき肉で作られるミートボールの「フリカデラ」です。

家庭では大皿に野菜の付け合わせと一緒に盛られ、取り分けながら食べるのが一般的ですが、見た目にはミートボールというより「小さなハンバーグ」といった感じで、魚のすり身などもひき肉に混ぜて作られることもあります。

その他、1cmほどの厚さに切った豚バラ肉を焼いて、リンゴのソテーと合わせて食べる「エープルフラシュク」も人気の家庭料理で、豚肉の焼き加減も表面がカリッとするくらいに焼いたり、焦げ目がつくほどカリカリに焼き上げるなど家庭の好みによって異なります。

そしてもうひとつ、デンマークの代表的なクリスマス料理で、豚肉のブロックに切れ目を入れて、皮がカリッとするまでオーブンでじっくりと焼き上げ、キャベツの酢漬けや茹でたじゃがいもなどを添えて食べる「フレスケスタイ」があります。

ふつうクリスマスには、ローストチキンやローストビーフがよく食べられますが、デンマークではローストポークのフレスケスタイが一般的で、伝統料理としてレストランやパブでも食べることができます。

最後に、コペンハーゲンの軽食として有名なのが路上の屋台で売られている「フランスクホットドッグ」や「プルセボーン」と呼ばれるホットドッグです。

フランスパンを使うので「フランス風ホットドッグ」という名前で呼ばれる様になったみたいですが、物価が高いデンマークで1個500円程度でたべられる軽食として観光客にも人気の食べ物になっています。

 

 

海外移住をして後悔しないために

国連の関連団体が発表している「世界幸福度ランキング2019」では2位のデンマーク

シニア世代が海外移住をして老後をゆっくりと過ごすのには、住民登録をすれば外国人でも医療費が無料になるなど、手厚い福祉はとても魅力的ではあるものの、その福祉を支えるための税金の高さに比例した物価の高さや、昼間でも薄暗いと言われる長く厳しい冬の季節がある気候に加え、日本から遠く離れていて何かあった場合に直ぐに帰国するというのも難しい点などを考えると、多少なりともゆとりがある収入や資産を持ったシニアの方向けの移住先だと言えるかもしれません。

まずは、現地へ行ってどんな国なのか、どんな街なのかを見て、肌で感じるということが何より大切です!

デンマークには約1600人の在留邦人の方もいますので、伝手を使って現地で直接話を聞くのも良いでしょう。

移住して悔いを残さないためにも、しっかりとした事前調査をおススメします。

 

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