シニアの海外移住先 ~スウェーデン・ストックホルムの文化と食文化の特徴~

食文化

日本では「ノーベル賞」受賞の報道や家具量販店の「IKEA」で、より身近になったと言える北欧のスウェーデンですが、突然、スウェーデンについて尋ねられたら、スカンジナビア半島にあることは知っていても、隣接する国のノルウェーやフィンランドなどと位置関係や情報が交錯してしまう人も多いのではないでしょうか?

今回は、そんなスウェーデンの文化や食文化の特徴について紹介します。

 

 

スウェーデンの文化の特徴

スウェーデンは北欧最大の国で、正式な名称を「スウェーデン王国」と言う立憲君主制国家です。

その首都となるのがストックホルムですが、高緯度にあるにも関わらず、ノルウェーの沿岸を流れる暖流によって気候は比較的温暖で、四季がはっきりしていますが、北極圏に近い北部では冬が長く(11月~3月)、厳しい寒さが続きます。

また、人口は約1,000強の国ですが、国土の大半が針葉樹林に覆われていることもあって、そのほとんどがストックホルムをはじめとする都市部で生活しているものの、東京のように人口密度は高くはありません

森林が多いことから主な産業は、木材の輸出が盛んなのはもちろんですが、実際には世界的にも有名な「VOLVO」や「SAAB」の自動車メーカーをはじめとする機械工業や化学工業など製造業が中心です。

公用語は「スウェーデン語」となっているものの、昔から英語教育が進んでいたこともあり、英語を流暢に話せる国民が多くいます

《プログラミングスクールよりもわかりやすいコンテンツが人気!》

国民性はシャイで争いを好まず、真面目で几帳面な人が多いという点は、どちらかというと日本人に似ていると言えますが、「個人の自由や幸福」を大切にして、まずは自分の幸せを最優先に考えるという個人主義の面が強いところがあります。

さらに、「男女平等」という考え方が一般的で、女性の社会進出も進んでおり、結婚・出産後も仕事を続ける女性が圧倒的に多くいます。

そして、恋愛関係になった男女は結婚する前に、まず同棲をするのが当たり前と言う感覚で、だいたい5年~10年という長い同棲期間を経て結婚するというのが一般的な恋愛傾向だという点などが日本人とは大きく異なります。

主な宗教は「スウェーデン国教会」と呼ばれるルター派のキリスト教で、プロテスタントやカトリックを含めると国民の約7割がキリスト教を信仰していますが、イスラム教徒も約50万人ほどいて、最近では「無宗教」と言う人が増えてきています。

スウェーデン人が今でも大切にする伝統行事は、毎年6月に行われ一年で昼間が最も長い日を祝う「夏至祭」、その昔ごちそうだったザリガニが解禁される8月の第一水曜日から9月にかけて行われる「ザリガニパーティー」、そして12月にルシア祭とクリスマスのお祝いがあり、大半の人たちがクリスマスから大晦日まで休暇を取るのが一般的です。

このような伝統行事の時に多くのスウェーデン人は、外食をするよりも自宅に親しい人を招いて食卓を囲んで楽しむのですが、家族や友人たちとみんなで飲んだり食べたりすることが好きだというのは、スウェーデンの文化の大きな特徴のひとつだと言えるでしょう。

 

 

スウェーデンの食文化の特徴

スウェーデンの食文化の特徴は、気候や風土、そして歴史的にも食料を蓄えておく必要性から成り立ったもので、野菜は酢漬けにし、肉や魚は燻製にしたり塩漬けにしたりと様々に加工され、それらをもとに料理が作られてきました。

国土が南北に広大なため、伝統料理もその地方によって中心となる食材や味付けは対照的ですが、共通するものとして様々な種類のパンがあることもが特徴の一つと言えます。

硬いパンや砂糖が入った柔らかいパン、白生地のパンに黒パン、そして、ライ麦パンや大麦パンなどなど原料や形、大きさも異なるパンがあります。

主食はジャガイモで、日本人が秋の新米を楽しみにするようにスウェーデンでは夏の新ジャガを楽しみにしていて、茹でたり焼いたり、マッシュポテトやフライドポテトなど様々な形で肉料理や魚料理と共に食されます。

地域によって種類は色々ですが、スウェーデンの人たちは、夏から秋にかけての季節にキノコやベリー、リンゴや洋ナシなどのフルーツをよく食べますが、冬にはベリーやフルーツを自家製のジャムやフルーツシロップにして保存したものを食べたりします。

伝統を大切にするスウェーデンでは、その行事の中心が「食べ物」であることも珍しくはなく、中でも「ザリガニ」はスウェーデン人にとっては高い人気の食材です。

クラウン・ディルという香辛料と一緒に塩ゆでしたザリガニを冷ました状態で、スナップス(スウェーデンの蒸留酒)やスウェーデンビールと一緒に食べる「ザリガニパーティー」は夏の伝統行事です。

魚料理では、やはり北欧ですのでノルウェーと同様にサーモンが主役になりますが、スウェーデンではエビも人気で、エビを山盛りにしたオープンサンドやサラダ、白身魚やサーモンと一緒に煮込んだスープなどで食べられています。

肉料理としては、狩猟の歴史が長く野生動物を食べる習慣から、普通にヘラジカやトナカイなどのジビエをステーキにしたり、煮込み料理にして食べられていますが、家庭ではひき肉にした物や燻製にされた物を使って料理にしたり、牛肉や豚肉、羊肉、鶏肉も使われます。

日本人に馴染みがある肉料理となれば、「IKEA」のフードコートで食べられる「スウェーデン・ミートボール」かもしれませんね。

そして、スウェーデン料理として世界に知られているのが「シュールストロンミング」というニシンの塩漬けを殺菌しない状態で缶詰にした保存食で、乾燥したパンにのせジャガイモやタマネギのみじん切りと共に食べたりします。

しかし、その匂いは強烈で「絶対に家の中で開けてはいけない!」と言われるほどなので、レストランで出されることはまずありません。

また、発酵で缶が膨らむほどに中の圧力が高くなっていて、水の中で缶を開けた方が良いと言われるほどなので、気圧によって破裂する恐れがあるため、航空会社では「機内持ち込み禁止品」としているところもあると言いますから、どんなに強烈な匂いかは想像に難くありません!

 

 

日本との関係も良いスウェーデン

大自然に囲まれたスウェーデンの人たちは、自然を愛し、生活の中の憩いの場としても大切にしているので環境問題に対しても敏感ですし、農業についても国が有機農業であることを認定する「KRAV(クラーヴ)」マークを発行していて、遺伝子組み換えなどを行わないと表明している農家が一般的です。

また、日本との関係も良く、2018年には日本とスウェーデンの外交関係樹立150周年の記念行事も行われ、スウェーデンの人々も若者を中心にアニメやマンガなど日本のポッププカルチャーや、日本食への関心が高まってきており、日本を訪れる観光客の数も増えてきています。

確かにシニアの方にとって長い冬は厳しいということはあるかもしれませんが、災害も少なく比較的治安も良いスウェーデンで、自然に囲まれた広大な土地で健康的に、しかもゆったりと老後の生活ができるスウェーデンへの移住を考えるのは「有り」ではないでしょうか?

*スウェーデンの関連記事はこちら!⇒【日本を脱出してストックホルムに移住して大丈夫?

《Webアプリケーション開発をやってみたい方はココがおススメ!》

タイトルとURLをコピーしました