スイスの住みやすさをチェック!

移住

世界一物価が高い国と言われているスイス。

物価は高くても自然に囲まれ、治安もよく、公立学校の学費が無料で、ヨーロッパ各地との交通インフラも良く、スイスは「住みやすい国」として世界的にも高い人気があるとよく言われますが、実際のところはどうなのでしょうか?

今回は『スイスの住みやすさ』について、私たち日本人にとってはどうなのか?不動産事情や買い物などの生活に関わる点から見てみましょう。

 

 

スイスで家を探すのは大変?

スイスで家を探すときには、不動産屋の仲介によるかインターネットや新聞広告で探してオーナーから直接借りるという方法になるわけですが、実際には不動産が不足している状態で、不動産価格も高額なのが実情です。

築年数が数十年という家でも値崩れを起こすことがないので、売却するときも買った値段で売れるか、その時の市場によってはそれ以上で売れることもあるため、中には頭金だけを払って家を買い、ローンは返さずに金利だけを払い続けるというオーナーも少なくないとか。

賃貸用で購入したオーナーにとっては、支払金利以上の賃貸料が取れれば充分に元も取れますし、頭金を回収して不要になれば購入価格かそれ以上で売却するということであれば損をすることはありません。

つまり、それだけ不動産の需要が高いため、借りるのにも一苦労するということです。

それだけに売り手市場で、人気の物件だと見学するだけでも予約がなかなか取れなかったり、良い物件があったので押さえておこうと掛け持ちで仮契約(申し込み)をして、後で断るとキャンセル料を取られるということもあるようなので、事前に条件等を確認しておきましょう。

また、申し込みまでたどり着いても、基本的には海外赴任者を除いてスイス在住の保証人が必要なのと、日本ならまるでローンの審査かと思うくらい細々した質問項目に答えて審査され、管理人やオーナーのOKが取れて初めて契約ということになります。

さらに、家賃も高く、物件によっては日本で言う共益費に当たるような費用を年1回まとめて支払う条件が付いていたり、「○曜日や、○○時以降は○○をしてはいけない」など日本では考えられないようなルールが設けられている物件もあるようなので、こちらも事前によく確認しておいた方がいいですね。

そして、言葉についても地域性があるので、自分が住もうと考えている地域についての事前のチェックが必要です。

スイスでは「ドイツ語」「フランス語」「イタリア語」「ロマンシュ語」の4つの言語が公用語とされていますが、スイス最大の都市チューリッヒでは「ドイツ語」が話されているものの、実際は通常のドイツ語ではなく、アレマン語系の「スイス・ドイツ語」と呼ばれるスイス特有のドイツ語が話されているので、一般のドイツ語をマスターしていても慣れるまでには時間がかかると言います。

ただ、居住している外国人が多い大都市部では、比較的英語が通じて全く困るということは無いにしても、それ以外の地方はどうかというとそうでもなく、加えて地域ごとの自治権が確立しているスイスでは、地域ごとのルールも変わってくるので、言葉の点も含めてどこの地域に住むかは、事前によく調べて確認しておいた方が良いようです。

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その他に、医療保険についても、国連や国際機関などに勤める国際公務員など一部の人を除いてスイスに3ヶ月以上滞在するときは、スイスの「標準医療保険」の加入が義務付けされています。

毎月の保険料は、保険者の居住地や健康状態などによって異なりますが、義務とされているので加入自体を断られることはないものの、歯の治療や出産は特に費用が高いので、スイスの追加保険に加入するか、日本で海外保険に入っておく方が良いようです。

また、短期滞在や留学、就労などのビザの取得に関しても、ヨーロッパの中では条件が厳しい方で、10年以上住めば永住権が取れる制度はあるものの、永住権が簡単に取れる国ではないので、事前によくチェックしておきましょう。

日本人が不便に感じるスイスの買い物事情!

スイスでは全ての会社やお店は夕方の6時半過ぎには閉まってしまいます。

また、土曜日や祝日の前日は夕方4時頃に、日曜・祝日は完全休業というところが多く、もし買い忘れた物があったとしても、月曜日にならないと買うことができません。

これは、ドイツやフランスなどで同様ですが、スーパーやドラッグストアが夜遅くまで開いていたり、24時間営業のコンビニエンスストアがあるのが当たり前な日本人にとっては、非常に不便さを感じることになるでしょう。

「郷に入れば郷に従え」で、スイスで生活するのであればスイスの習慣に慣れるしかありませんが、必要な日用品などは普段から買い置きしておくか、買い忘れが無いようにしなくてはいけませんね!

 

 

スイスは住みやすい国ではない?

最後に、ドイツに本部があり、海外駐在員にとって住みやすい・働きやすい海外居住地をまとめているウェブサイト「インターネーションズ」が、6年前より毎年発表している「Expat Insider/エクスパット・インサイダー(海外駐在員が評価する住みやすい国ランキング)」で、スイスは2014年の4位を最高に、2015年14位、2016年34位、2017年27位。2018年44位と下降線をたどり、2019年にやや回復したものの38位と振るいませんでした。

順位を下げている一番の原因は「生活費が高い」という点ですが、環境の質や政治の安定性、交通インフラ、安全面、などはいずれも高評価であり、海外から来た駐在員にとってもスイスの物価の高さ(=生活費の高さ)は驚くべきものだということなのでしょう!

ところが、スイスの世帯収入は世界のどこよりも高く、60%の世帯が平均年収1,000万円だというのだから、スイスの物価は海外から来た人たちにとっては非常に高いと感じられても、スイス人にとっては普通だと感じてしまうのかもしれませんね。

また、資産が数十億円あるような「お金持ち」がスイスに移住するときには税金を多くかけないという優遇税制があるので、お金持ちがスイスに移住してくることが多いわけですが、もちろん、お金持ちにとってもスイスの物価は決して高いと感じることはありません。

しかし、日本の平均年収は2019年の国税庁・民間給与実態調査のデータで441万円ですから、平均的給与の日本人がスイスで生活すると世界一高い物価を痛感することになります。

こうして見てみると、確かにスイスは自然に囲まれ、治安も良く、交通インフラも良い国ではありますが、日本人にとっては「誰もが住みやすい」という国よりは、「スイスの物価を高いと感じない年収1,000万円以上の高収入を得ている日本人か、多額の資産を持っているお金持ちの日本人には住みやすい国」であり、そうでない日本人にとっては「住みにくい国」ということになりそうですね!

 

*スイスの関連記事はこちら!⇒【チューリッヒで英語は通じるの?

 

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